大型の台風18号が過ぎ去って、さらに強力な19号がこれからやってこようかとしている 2014年10月8日、全国的に皆既月蝕が観測できる…ハズでした。 まぁ、観察できた事はできたんですが、東京の自宅では、肝心の皆既食が始まる辺りで雲にすっぽり覆われてしまって、部分食が終わるまでまったく見えない状態になり…。オヨヨヨヨ…。(ノ▽Τ)
それでも何とか皆既食直前まではそこそこの写真が撮影できましたけどもw
で、数日前から楽しみで仕方なかった皆既月食当日、部分食開始が18時15分頃と、割と早い時間なので、仕事を早めに切り上げて帰宅しました。
気になるのは空模様なんですが…。
結構雲が出てるのなぁ…。
ちょっと不安になりつつも、帰宅して晩飯を速攻で食べて、機材を準備して屋上へ。
既に18時30分を過ぎていて、部分食が始まっていました。
撮影時の機材はこんな感じです。
今回はビデオカメラも持ち出して動画の撮影をしてみました。 手持ちの中で一番丈夫な三脚はカメラ側で使っていたので、ビデオの方は貧弱な三脚になってしまい、風が吹いただけでちょっと揺れるという…w
そんなこんなで、ビデオ撮影の月の動きを早送り編集した動画がこちらになります。
スチルカメラ側のアップはこんな感じです。
何やらかなりゴチャゴチャした感じになってますが、「ポラリエ」という星空雲台を使って月の動きを追跡し、フィールドスコープを使って望遠撮影をする…というシステムになってます。
ポラリエが無いと固定視点での撮影になるんですが、高倍率での望遠撮影になると、月があっという間にフレームアウトしてしまうんですよね。なので、ポラリエで動く月を追いかけてもらうと、長時間の撮影が本当に楽になります。
で、比較的綺麗に晴れていた皆既食直前までの写真を並べてみたのがこちらです。
実は撮影しながらTwitterでも実況していましたが、あの時の画像はカメラからスマホにWiFiで転送した画像で、スマホ転送時にかなり画質が落とされるので、あまり綺麗な画像ではないです。
そしてもうすぐ皆既食…という直前になり、欠けていた部分がぼんやりと肉眼でも見えるようになってきたので、カメラの感度を上げて撮影してみたのがこちらです。
ISO1250まで上げて撮影したのでノイズがかなり乗ってますが、肉眼ではうっすらと見える影の部分が、かなりはっきりと赤黒く浮かび上がりました。
で、その直後に雲に覆われてしまい、皆既食本番はお預けになってしまいました…。(ノ▽Τ)
それでも何とか一瞬だけ、雲が薄くなって赤銅色の月が顔を出してくれまして、なんとか撮影できたのがこちらです!
やはり高感度での撮影なのでノイズが乗ってますし、さらにうっすらとした雲を通しての絵となるので、ぼんやりしてしまってますが…。(ノ▽Τ) それでもまぁ、なんとか撮影できて良かったです。
結構寒くなった夜の屋上で、コートを引っ張り出してブランデーをちびりちびりと飲みつつ、ぼーっと夜空を眺めながらの長時間撮影となりましたが、珍しい天体ショーを観察できて楽しかったです。(*´∀`*)b
今度はポラリエを使って、満天の星空を撮影してみたいなぁ〜♪
≪10/10追記≫
月蝕時、近くに天王星がが見える…という話を思い出し、撮影した写真を漁ってみた所、感度上げて撮影した際にしっかり写ってました。なんで最初から気づかなかったんだろう!(ノ∀`*)ペチッ
右端の方にぼんやりと青白い点が写ってますが、これが天王星です。