« 我が家の冷たいパンドラの箱 | Main | 恐怖素材 »

終わらないチェルノブイリ

報道ステーションの「チェルノブイリ原発事故の現状」の報道を見ましたが…気が重くなりますな。( ̄д ̄;

しかし、事故から20年経つのか〜。それだけ経っても、半径350kmは立ち入り禁止。

事故が起きた4号炉から放射能拡散を抑える為に築いた「石棺」の老朽化が進み、崩れかかったり穴が開いたりしてる。もし、石棺が崩壊した場合は、その衝撃で塵となった放射性物質が一気に拡散し、世界規模で影響を与えるとの事。

現在、第2の石棺を建築中との事だけど、計画自体が遅れているそうな。現時点での予定は4年後に完成。まぁ、多分さらに遅れるでしょうねぇ。

朽ちかけた石棺の中、4号炉に取り残された核燃料は150トン。それを取り出す作業にとりかかれるのが40〜50年後だそうで。気が遠くなる話だなぁ、また。( ̄д ̄;ゞ

報道を見てて、「よくそんな内部の取材を許可したな〜」と思ったんだけど、やっぱり「危機的状況であることを、もっと知ってもらいたい」という関係者の思いがあるようで。それくらい、本当に危機的状況なんでしょうな。


以前から思っていることなんだけど、「原子力」というのは、人類…というか、現在の科学力に対してオーバーテクノロジーなんじゃないかと。オイシイ部分は利用できても、いったん制御できなくなった場合の代償がとてつもなく大きい。事故無く運用できていても、それによって排出される危険なゴミの処分は蓋をしてオシマイが現状。ちなみに、プルトニウムの放射能半減には2万4千年を要するそうで…。

現時点では脱原発が世界の流れだけど、日本はそうでもないしねぇ…。はてさて…。

Post Coment

Trackbacks

このエントリーのトラックバックURL:
http://magicgate.ddo.jp/mt/mt-tb.cgi/149